多言語データを含むOSINT、DOMEX、DOCEX、デジタル・フォレンジック向けソフトウェア
的確な情報を得ることは、交渉や紛争、外交に欠かせません。Basis Technologyの言語処理技術およびデジタル・フォレンジックサービスは、世界中の政府関連機関のアナリストの仕事をサポートします。
世界中の政府機関で利用されている Basis Technology の技術
Basis Technologyは、海外でのビジネス経験が豊富な二人のMIT同窓生によって1995年に設立されました。現在手掛ける政府関連事業は60以上(商用は200以上)を数え、Basis Technologyの名前は政府およびシステムインテグレーターから高い信頼を得ています。本社を米国マサチューセッツ州ケンブリッジに置き、ワシントンD.C.、東京、ロンドン、テルアビブに支社があります。
大量データの言語処理
政府関連事業の事例としては、既存のアプリケーションに弊社の言語処理のコンポーネントを実装したり、高性能なSDKを用いて新たにアプリケーションを開発し、大量の非構造化データや多言語の文書データの分類、管理、解析処理を行なっています。
Rosette言語処理プラットフォームは55カ国以上の言語に対応し、詳細な解析結果を各種アプリケーションに送ります。情報取得、情報の可視化、検索結果の関連付け、トレンド解析のアプリなどの機能を支えています。
名称照合による人物の特定
データ中の人名・地名はRosette 固有表現抽出モジュールで抽出することができますが、特に人名は綴りの間違いも多いのが現状です。Rosette名称照合モジュールは正しい綴りを見つけ出し、また英語以外の言語で表記された人名を英語表記に変換します。人名が正しく照合できれば、他の位置情報や識別情報などと共に人物の特定は容易になります。
デジタル・フォレンジック技術でより多くのデータの収集とコスト削減を実現
的確なフォレンジックデータ抽出を、より低コストで実現するパイオニアとして、Basis Technologyのデジタル・フォレンジック技術は、政府や司法機関のデータ取得に役立っています。デジタル機器の急成長と共にデータの取得はますます困難になっています。政府関連のプロジェクトでは、既成の商用ソリューションで対処できないような問題がよく発生しますが、その都度、(デジタル・フォレンジックのオープンソースツールの草分け的存在であるThe Sleuth Kit(ザ・スルース・キット)開発者) Basis Technology, Brian Carrier の率いるチームが協力し、新しい方法を開発して対処しています。
弊社の政府向けソリューションには以下のようなものがあります:
- OSINT: オープンソースのインテリジェンス(公開情報)の監視
- DOCEXメディア(媒体)解析 -トリアージと分析
- 名称照合/翻訳による人物の特定
- CELLEXおよびDOMEX用の高度なデジタル・フォレンジック
顧客例:
米国政府機関
- 連邦捜査局 (FBI)
- 米国国防総省
- 米国インテリジェンス・コミュニティー
政府関連コントラクター
- In-Q-Tel
- Lockheed Martin
- Northrup Grumman
- SAIC

「各国語でのデータマイニング処理を行う際、Basis Technologyの言語処理ソフトウェアは重要な情報や文章を素早く、的確に認識・選別してくれますので、解析アナリストの仕事がとても楽になりました。多言語のデータ処理は今後も増え続けることが予想されますので、これらの機能は政府や我々の業界でも重宝されます。情報をすばやく取得し、もっとも重要な情報に対処できるよう、これらのプロセスの自動化は今後ますます重要になっています。」
Greg Pepus氏
Director, Federal/IC Strategy部長、 In-Q-Tel