Kobo、日本語処理支援にBasis Technologyを採用
Rosette 言語処理プラットフォームで日本市場向けに的確な言語処理
[US発プレスリリース翻訳]
Cambridge—2013年12月09日— 言語処理ソフトウェア開発企業のBasis Technology(ベイシス・テクノロジー、本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:Carl Hoffman、URL:basistech1.wpengine.com、日本法人:東京都千代田区)は、電子書籍事業の世界的企業の一社である Kobo Inc. (以下Kobo、本社:カナダ オンタリオ州トロント、CEO: Michael Serbinis氏、URL: www.kobo.com)が、電子ブックリーダーのプラットフォームに、日本市場対応として Basis Technology の Rosette 言語処理プラットフォームを採用したことを発表しました。
Koboは約400万冊の電子書籍、雑誌、新聞などを日本語など68言語で提供しています。 また、売れ筋の電子書籍用アプリケーションであるE Ink(電子ペーパー)電子書籍端末や 12月上旬に日本で販売された 「Kobo Aura」 や, 12月下旬に販売予定されているGoogle 認可のAndroid タブレット「Kobo Arc」などを提供しています。 Koboは2012年に日本市場向けの製品およびサービス提供を開始しました。 日本の官庁ならびに民間企業向けに10 年以上の経験と実績を持ち、性能や信頼性に定評のあるBasis Technologyは、日本の利用者に優れた使い心地を提供するのに欠かせない日本語言語処理を支援する、理想的なパートナーでした。
Kobo では、Rosette 言語処理プラットフォームを利用し、日本語のテキスト処理に必要な分ち書き、表記ゆれ対応、そして品詞出力やキーワード抽出、文字コード変換やUnicode対応をおこなっています。 Rosetteは日本語以外にも、欧州、アジア、北南米、中近東の言語にも対応しています。
KoboのExecutive Vice President, General ManagerのWayne White氏は次のようにコメントしています。「電子書籍ビジネスの新興市場である日本で、弊社の誇る電子ブックリーダーが魅力的なサービスを提供するためには、日本語デジタルコンテンツへの対応の充実が重要と考え、言語処理技術の高さと日本語言語処理市場における長年の実績のあるBasis Technologyを選びました。」
Basis TechnologyのCEO, Carl Hoffman は下記のとおり述べています。「多言語のデジタルコンテンツの検索や処理分析ニーズは今後も増え続けるでしょう。 Kobo が日本の電子書籍市場への参入のための ビジネスパートナーとしてBasis Technologyを選んで下さったことを光栄に思っています。そして、弊社製品 Rosette の高性能な自然言語処理技術が、Kobo製品の日本の利用者にすばらしい電子書籍経験を提供することを確信しています。」
ベイシス・テクノロジーについて
ベイシス・テクノロジー(basistech1.wpengine.com)は、多言語テキスト解析技術を組み込んだ革新的な言語処理ソフトウェアを開発しています。Rosette® 言語処理プラットフォームは、言語・文字コード判別、形態素解析、固有表現抽出などの機能を提供し、情報検索はもとより、政府機関のインテリジェンス、e-discovery、金融コンプライアンスなどの分野でも、非構造化データから有効な情報を解析するために利用されています。その製品とサービスは、Amazon.com、EMC、Google、Hewlett-Packard、Microsoftなど世界250 社以上の大手企業および政府機関で採用されています。